九州産業技術史研究会
本研究会は、日本産業技術史学会の下部組織です。
九州地区での本学会活動を推進し、九州地区のものづくり技術の歴史を未来に伝えるため、本研究会を設置しました。
各自治体・企業・市民団体とコミニケーションネットワークを構築していきたいと考えています。

◇ 月例会の開催予定 
来る12月20日(火)を用いた当研究会主催第1回スタディツアー:関門地区近代化産業遺産(+ささやかな門司港角打ち文化体験+小倉魚町忘年会) の開催日も近づいてきましたので、さらためて再度、リマインダーをお届けします。
師走も中盤、寒くもなって参りました。当日の防寒の準備等をどうぞよろしくお願いいたします。 【リマインダー 九州産業技術史研究会主催 第1回スタディツアー:関門地区近代化産業遺産】
九州産業技術史研究会では、来る12月20日(火)に関門地区産業遺産・産業景観フィールドワークを開催いたします。
また同日夕刻には研究会の忘年会を計画しています。
寒さも押し迫る頃ではありますが、有意義なフィールドワークとなることを期待しております。
(1)目的地 関門地区の主たる産業遺産・産業景観
(2)案内人 現在、当会会長を仰せつかっています藤原惠洋がもっぱらつとめます。また、当会には市原猛志先生も参加されておられます。 同日、ご都合が良ければ御案内をお願いしたいと考えております。さらに国重要文化財門司港駅舎文化財保存修理工事現場では、所有者JR九州担当の方々、 設計監理公益財団文化財建造物保存技術協会今岡所長さまのご説明ご案内をいただく予定です。ヘルメットの必要数把握のため、参加希望者は事前の参加希望・予約が必要です。
(3)参加希望者の予約先 
  藤原惠洋研究室 メールアドレス keiyo@design.kyushu-u.ac.jp
  電話・FAX 092-553-4529(研究室直通)
   (4)参加での集合
現地での合流を期待しています。
以下のとおり、行程上、午前午後夕刻と三度の集合を行います。
集合された方は、その時点よりご参加となります。国重要文化財門司港駅舎文化財保存修理工事現場以外の点呼は取りません。参加費は無料。
昼食や移動に必要な経費は各自支出願います。
最後の忘年会は飲み放題3000円程度を予定しています。
(5)現地への移動
(おすすめコースA 福岡方面~JR鹿児島本線(在来線)~小倉駅~門司港駅~関門連絡船(大人片道400円)移動~唐戸桟橋~徒歩5分~旧下関英国領事館 片道2000円程度(連絡船料金含む)
(おすすめコースB 天神バスセンター~高速バス下関行~唐戸前バス停後者 片道1500円程度)
(6)集合場所およびフィールドワーク・コース
[第一次集合]
10:00 国重要文化財旧下関英国領事館(煉瓦造 地上2階 英国工務局上海事務所技師長ウィリアム・コーワン設計 1906(明治39)年竣工)前集合 あいにくと火曜日ですが、 当該建物は休館とのこと。もっぱら外観を説明いたします。
   下関市指定有形文化財旧秋田商会ビル(鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階、塔屋付 1915(大正5)年竣工)
   下関市指定有形文化財旧四建ドック(旧内務省下関土木出張所下関機械工場乾船渠 無筋コンクリート造 1914(大正3)年竣工)
現在、埋蔵文化財を模したかのような埋立保存という複雑怪奇な方法で暫定的な保存手法を実施直前。しかし無筋コンクリート造構築物の保存手法としては不可解であり、 下関市民には反対の声が大きい。その難儀な現場を見ます。
   国登録有形文化財下関南部町郵便局(旧赤間関郵便電信局  三橋四郎設計 岩崎組施工 1900(明治33)年竣工)
   下関市立近代先人顕彰館(田中絹代ぶんか館)(旧逓信省下関電信局電話課庁舎・旧下関市庁舎第一別館 逓信省営繕課設計 1924(大正13)年竣工)    等を踏査。
13:00頃 唐戸市場付近で昼食。
14:00頃 唐戸桟橋~関門連絡船(大人片道400円)移動~門司港桟橋 
   門司港レトロ地区エリアの近代建築群を各自自由に散策調査
[第二次集合]
15:00 国重要文化財門司港駅舎文化財保存修理工事現場 前集合・点呼 ユニークなアートフル工事現場仮囲いをたんおうしながら集合してください。
ここでは、所有者JR九州担当の方々、設計監理公益財団文化財建造物保存技術協会今岡所長さまのご説明ご案内をいただく予定です。
[第三次集合]
17:30~18:00 魚住酒店(門司区清滝4)角打ち・立飲み 集合 近くに再生された旧料亭三宜楼(さんきろう)等を眺めながらおいでください。 北九州名物の角打ち文化をたんのうした後、JRで小倉駅へ移動。徒歩にて魚町界隈~旦過市場界隈の適切な居酒屋。19:00~そこで忘年会を催します。会費3,000円程度。
以上、御案内を申し上げます。
藤原 惠洋@九州大学大学院芸術工学研究院教授・工学博士
芸術工学専攻環境・遺産デザインコース・建築史家
芸術情報設計学科 芸術文化環境論研究室
keiyo@design.kyushu-u.ac.jp  ブログhttp://keiyo-labo.dreamlog.jp/

◇ 共催活動報告及び今後の計画 
12月25日(金)~28日(月)早朝 九州大学藤原惠洋研究室主催歳末韓国スタディツアー・九州産業技術史研究会共催
(参加自由 3泊4日の滞在・活動実費が必要です。要予約・要相談)
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